プロローグ
 4年に1度アースガルズで行われる「ジントリック」大会。この大会に優勝した者には富と栄光が、そして優勝者を出した国には4年間の全世界統治権が与えられる。そして今その大会が開かれる年。各国からジントリック・マスターたちが集まった。さてさて、優勝は誰の手に?

中間デモ
『封印が何者かに解かれてひと月、こんなチャンスが来ようとはな…』
『前回のラグナロクはしくじったがこのロキ様に二度の失敗は無い。』
『この大会で優勝しさえすれば、ラグナロクが合理に進められる!』
『フェンリル、ヨルムンガンド、まだ敗れてはおらんだろうなっ!!』
『もちろんでガンス!!』
『ちょろいもんガラ!!』
『ようし、何としても我らが優勝を果たすのだぁっっ!!』

サブバーグ フングニール
コピー兄貴ぃ〜な巨人
種族巨人族
性別
アイテム兄貴のパワー
公式設定
 巨人族の国ヨッツンヘイムのボディ・ビルコンテストの連続優勝者。なぜか巨人族の世界では美しい肉体を持った者が「ジントリック大会」に出場できることになっていた。
『みなさ〜ん、優勝の踊りですよ!見てみてぇ〜〜
『サブバーグ様、私も踊りに加えて下さい。』
『この踊りは筋肉美を持つ者のみが許された踊りなのです。』
『ならばこれで!』
『おー、ナイスバディ!一緒に踊りましょう!』
 この後二人?はヨッツンヘイム・パフォーマンス・ドールを結成し、『兄貴の身体は裸にエプロン』でデビューする。
 以後、その手の人達の間でマニアックな人気を誇ることになる。

ピューキー
コピーかわいいピュー
種族幻獣
性別オス
アイテムサンダー
公式設定
 ピューキーの種族はミーミルの泉に住んでいる。好奇心旺盛な彼等の今一番の流行は「ジントリック」である。ピューキーも例外に漏れず興味を持ち、いつのまにやら種族で最強となっていた。
 ピューキーは優勝賞金で『我が青春のジントリック』を出版した。
 ピューキーの種族の間で大人気を博し、たちまちベストセラーとなる しかし…
 ピューキーの本は他の種族にはまったく読めなかった。
『ピュピュ…?』
『……ピューしか書いてない…。』

シーラ フレイ
コピー見習い召喚士
種族ヴァナ神族
性別
アイテム目覚まし
公式設定
 召喚士見習いの少女。実力試しのため無理矢理大会に出場させられる。大会の優勝賞金で冒険の旅に出るという野望をもっている。
『やったぁ、優勝だぁっ!』
『くっそぉ〜、あんなガキに…』
『シーラ。』
『あっ、フレイ兄ちゃん!ムネキも一緒だぁ。』
『優勝おめでとう…』
『と、言いたいところだが…裏庭の魔法陣は何なのかなぁ?』
『えへっ、1か月前の失敗がバレちゃったぁ。』
『シ〜ラ〜…』
『あれは、あの三人の封印を解く魔法陣なんだぞ!!』
『と、いうことはぁ…』
『あの3人は私のしもべってことだよね。』
 三人のお供を引きつれてシーラは意気揚々と冒険の旅に出た。
『あの虹の向こうは絶ーー対に面白いっ!』

ルーシャ フィノ
コピー魔術師のエルフ
種族エルフ
性別
アイテムマジックボム
公式設定
 妖精の世界アルフヘイムの森がある日を境に枯れ始めていった。復活させるためには高価な薬が必要だった。優勝賞金を目指して「ジントリック」大会に出場する。
 熱戦終ってルーシャ・フィノは故郷アルフヘイムの森へ帰った。
『大会の優勝賞金で森の薬を手に入れたわ!!』
 
 ルーシャの薬のおかげで枯れかけていたアルフヘイムの森は復活した。

カイリーン
コピーお人好しのヴァルキリー
種族ヴァルキリー
性別
アイテムスペシャル・スタァ
公式設定
 仕事をロクにできない落ちこぼれのヴァルキリーだったが、ついに日の目を見るときがやってきた。彼女のツキに任せたフィーリング攻撃で見事「アースガルズ予選」を制したのであった。
『え〜、私がぁ、優勝しちゃたんですかぁ?』
『あ、ノルン様!』
『カイリーン、よくぞアースガルドに優勝をもたらせてくれました。』
『ロキたちは三度ラグナロクを起こさないよう、処刑します。』
『え〜、処刑するんですかぁ?…』
『そうです。』
『ところで優勝したお祝いとして、望みを一つかなえてあげましょう』
『じゃあ、あの3人を処刑しないで下さい。』
『う〜ん…』
『では、こうしましょう。』
 ラグナロクを企んだ三人は、命と引き換えに姿を変えられ、カイリーンのお友達になったとさ。

伊賀の鷹ノ目
コピー影の伊賀忍者
種族人間
性別
アイテム色遁の術
公式設定
 若くして全ての修行を終えてしまった天才忍者。育ての親鷹山に勧められ、北西の地にあると噂される「陣取駒」という術を会得するため鷹ノ目は修行の旅に出たのであった。
『フ…陣取駒の術は会得したぜ。』
『さて、里へ帰るとするか…。』
『伊賀忍者のお約束だしな。』
『陣取駒、天翔けの術っ!!』
 
『では、さらばっ!!』
 
『…ふぇ…ふぇっくしょん!!』
『げっ!!』

ギムリ
コピートロルの熱き老闘将
種族トロル
性別
アイテムハンマー
公式設定
 かつて「トロルの闘将」と呼ばれた格闘家。彼の時代と違い若い世代のトロル達にとって格闘技はスポーツと思っているのが歯がゆくてならない、自分の熱い生きざまを伝えたいがために大会に出場する。
『月刊ジントリックですが、一言お願いします。』
『なぁに、ワシは若いモンに自分の生きざまを見せたかっただけじゃ』
『まさかあなたが優勝するとは、編集部で誰も予想しませんでした』
『観客の要求と見事くい違っている試合もありましたねぇ。』
『どうしちゃったんですかぁ?』
『まぁ何て言うかぁ、私の観点からすればですねぇ。横がイヤだと…
『安全圏で批評しておる貴様に言われる筋合いは無いわ!! ボケッ!!』

ダーク・スナイパーー
コピー暗闇色の蟷螂機
種族ロボット
性別男データ
アイテム闇夜のカラス
公式設定
 今は亡き帝国に挑む勇者を倒すために作られた軍事ロボット。激闘の末に倒され、ヴァルキリーによって死者の世界ニブルヘイムへ連れていかれる。ここでの生活に飽き飽きしていた彼は、自由を手にするため大会への出場を決意する。
『栄光か…、くだらん。』
『死後の世界から蘇ったこの俺を束縛する物は何も無い。』
『ダーク・スナイパーさん、やはり行ってしまうんですかぁ?』
『カイリーンか…。お前が俺を回収してくれたおかげだ。』
『あのぅ…、行かない方がいいと思うんですけどぉ…』
『心配してくれるのか?…』
『だが、俺は…俺を倒したあの勇者と再び戦いたいのだ!!』
『でもぅ…』
『さらばだ…』
 ダーク・スナイパーは惑星ラギに向けて発進した。
『ふぇ〜ん、渡しそびれちゃったぁ〜。』
 

リュー イーグル
コピー一人だけノリの違う男
種族人間
性別
アイテム爆烈究極拳
公式設定
 「ニンジャコマンドー」を結成し、マルスコーポレーションを破壊させた伝説の勇者。全てを終え、マルスコーポレーションを脱出しようとブラックホールの術を試みた。が失敗し見知らぬ地へ飛ばされてしまった。
『元の世界へ戻りたいでござる。』
『しかし、どうやって戻れば良いのでござろう?』
『ん〜〜っ、拳に気が集中してきたでござる!!』
『?!』
『こ、これはもしや…元の世界へ戻れる術なのでは…?!』
『熱いっ!!拳が熱いでござるっ!!』
 
 

 前回の反乱の失敗により、ロキと息子のヨルムンガンド・フェンリルはオーディーンにそれぞれ「悪」「狂気」「力」の瓶に封印され、深い海の底に沈められてしまった。
 それから長い月日が過ぎ、何者かによってその封印が解かれてしまった。「なぜ封印が解かれたのか?」謎は解けぬまま彼等は各地に散り、全世界統治権を手に入れようと目論む。
怪狼フェンリル
 熱戦は終った。
 そしてフェンリルは勝った!

大蛇ヨルムンガンド
 熱戦は終った。
 そしてヨルムンガンドは勝った!

悪神ロキ
 熱戦は終った。
 そしてロキは勝った!